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Windows 10にEZP2010のドライバをインストール

EZP2010はAmazonなどで安価に販売されているROMライタである. すでに公式のWebサイトが閉鎖されていたりして Windows 10のドライバは公式には配布されていない. Windows 7でのインストール手順を記している方がいらっしゃるが[1], この方法ではうまく動かなかった. 非常に汚い方法ではあるがメモ程度にやり方をまとめておく.

最初にEZP2010付属のCDからファイルを吸い出しておく. Englishと中文の2つがあるがEnglishの方のディレクトリ構成は 以下のようになっている

  • english

    • document

    • setup

    • usbdriver

これらのうち,usbdriverがドライバになっているがこのままでは インストールできない. ドライバが署名されていないためである.

そこで, cmd.exeを管理者として起動,

bcdedit /set testsigning on

を実行し,マシンを再起動する[2]. これによりテストモードとして起動するので, ドライバの署名を必要としなくなるようである.

次に EZP2010をUSBでマシンに接続する. 「コンピュータの管理」から 「不明なデバイス」扱いになっているEZP2010を探し出す. 「ドライバの更新」でローカルにある usbdriver\win7_64bit を指定してインストールする.

最後に setup\EZP2010 V3.0\EZP2010 V3.0\EZP2010.exe を起動して認識されていることを確認する.

作業内容としては以上である. [1]の方が指摘されているように, このようなやり方はセキュリティ的に非常によろしくない. 色々と思うことはあるが,ここに書くのは蛇足な気がするので書かない. できるだけメインで使うようなマシンでは行いたくない作業である.

参考文献

[1] http://www.minokasago.org/HobbyElectronicsWiki/index.php?EZP2010 [2] https://docs.microsoft.com/en-us/windows-hardware/drivers/install/the-testsigning-boot-configuration-option